上海に旅行、出張予定のある方、ゴミ分別に注意です!

 

昼ごはんを終えて、「这是モエル(これは可燃ゴミ)・・・」と言いながらゴミ分別に奮闘する同僚に「中国はゴミ分別がないから楽だよね」と言ったところ、それがそうではないらしい。

 

7月から上海で「史上最も厳しいゴミ分別」が実施されるというのです。

しかも「なんだそれ?」といいたくなるような分け方で。

 

ゴミを4種類、「湿ったゴミ」「乾いたゴミ」「リサイクルゴミ」「有害ゴミ」に分けなければならないという。有害ゴミってなに?麻薬?

 

そして、このルールを破った者には厳しい罰金が課せられるらしい。

 

「チューゴクなんていい加減なんじゃないw」という皆さん甘いっ!中国では、3年後には監視カメラ台数が「一人につき2台になる」といわれています。どこにいってもカメラがあなたを見ています。中国の監視社会恐るべし、です。今や中国でなんかしたらすぐバレちゃうんですよっ。

 

しかし、いかんせん、みんなゴミの分別に慣れていない。

うちの社長なんかまだ日本に慣れていなかった頃、使わなくなったスマホをポイ、とゴミ箱に捨てたことがあるんだもん!(さすがに怒ったけどね)

 

同僚のお母さんもゴミパニックに陥り、「鳥の骨は湿ったゴミ?乾いたゴミ」と、ゴミ分別関連の教育番組をみながら日々勉強しているというのです。こうなるともはや「謎々」レベルです。

 

ではここで問題です。中国人の大好物ザリガニは何ゴミでしょう?
うーん、湿ったゴミ?

 

いえいえ、そう簡単にはまいりません。

 

1 丸々捨てる場合は「湿ったゴミ」
2 剥いた殻は「乾いたゴミ」
3余った身は「湿ったゴミ」

(エビの頭部分になるとまた変わる)

なんだって。エビを食べた後、少なくともゴミを2種類出さなければいかんのです。

 

しかも、ゴミが捨てられる時間も朝と晩の短い時間に限られていて、「サラリーマンの僕は、ゴミを持って出勤しろというのか?」「ゴミを捨てたから遅刻しましたって社長に言えば許されるのか?」と、色々問題になっているんだって。

 

やるといったらやるのが中国。
この条例、旅行客にも適応されるそうです。歯ブラシなどのホテルのアメニティも今後提供されなくなるそうなので、7月以降上海に行くご予定の方はご注意ください。

 

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